皮膚の再生医療について、日本では2007年から始まった皮膚の再生医療についてご紹介します。

メラノサイト含有自家培養表皮

こちらでは白斑の外科的治療のうち、再生医療の「メラノサイト含有自家培養表皮」を用いた治療についてご紹介します。

メラノサイト含有自家培養表皮

「メラノサイト含有自家培養表皮」は、患者さん自身の皮膚組織から分離した細胞を培養して製造するメラノサイトを保持した自家培養表皮です。
やけど、あざ、表皮水疱症の治療に用いられる「自家培養表皮」を構成する細胞は表皮細胞ですが、「メラノサイト含有自家培養表皮」には表皮細胞に加えて色素細胞であるメラノサイトも含まれています。

メラノサイト含有自家培養表皮

「メラノサイト含有自家培養表皮」を白斑部に移植することで、メラノサイトが失われたり、減少した白斑部にメラノサイトが供給され、色素が再生します。 既存の外科的治療*と比較して、少ない面積の皮膚組織を用いて培養するため一度に広範囲の治療を行うことができ、患者さんへの侵襲が比較的少ないのが特徴です。

メラノサイト含有自家培養表皮

*既存の外科的治療には、主に分層植皮術、吸引水疱蓋形成術、点状全層皮膚移植術があります。いずれも患者さん自身の皮膚を用いた治療です。

外科的治療の詳細についてはメラノサイト含有自家培養表皮 FAQ 「Q.白斑にはメラノサイト含有自家培養表皮を用いた治療以外にも治療方法がありますか?」をご覧ください。

メラノサイト含有自家培養表皮製造法

メラノサイト含有自家培養表皮

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