ご注意:こちらでご紹介する治療は参考例ですので、実際の治療と異なる場合があります。

監修: 大阪公立大学 大学院医学研究科皮膚病態学 特任教授 片山 一朗 先生

監修: 大阪公立大学 大学院医学研究科皮膚病態学 特任教授 片山 一朗 先生

Aさん

13歳 男性
病名:尋常性白斑
病歴:12歳で発症
部位:顔:片頬(非分節型)


治療と経過

クリニックから総合病院の皮膚科を紹介され、受診

「尋常性白斑と診断される」

ビタミンD3外用薬(保険未収載)を処方される

2回/日の頻度で外用をするも、効果なし

ステロイド外用薬を処方される

外用( 2回/日の頻度)開始2カ月ごろから効果が見え始め、6カ月使用したところで十分な効果が得られたため、治療終了

Bさん

25歳 女性
病名:化学物質による白斑
病歴:22歳で発症
部位:顔面、両上肢


治療と経過

化粧品を使用したことにより塗布部に異常が生じ、皮膚科を受診

化粧品に含まれる化学物質による白斑と診断される

原因となった化粧品の使用を停止

ナローバンドUVB治療実施

2回/週 程度の頻度で6カ月間 計60回照射実施、
淡い紅斑が現れるまで照射量を徐々に増加させ、顔面には点状の色素沈着が見られたが手(甲~腕)には効果なし

手(甲~腕)に対し、ビタミンD3外用薬(保険未収蔵)を使用しながらエキシマライト治療実施

初回の照射から徐々に増量。1~3回/週 照射を実施し、9カ月間 約50回の照射で75%以上の色素新生を認めた

Cさん

35歳 女性
病名:尋常性白斑
病歴:25歳で白斑発症
部位:全身


治療と経過

皮膚科を受診

尋常性白斑と診断される

ナローバンドUVB治療実施

1~3回/週 5カ月間照射、効果なし

ビタミンD3外用薬(保険未収蔵)とエキシマライト治療の併用治療を開始

1~3回/週 エキシマライト治療を実施中、体幹部(腰部)へは色素再生が見られたが、顎~頸部と手・腕へは効果が見られず

顎~頸部にカモフラージュメイクを実施

メディカルメイクアップについて検索し、オンラインカウンセリングを実施、メディカルメイクアップ製品を購入し使用中

顎~頸部と手・腕への皮膚移植を検討

その他の白斑治療

老人性白斑

【原因】

皮膚の老化に伴うメラノサイトの機能低下

【治療】

老化予防として抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、カルテノイドやポリフェノール内服(ただし根本的な治療法はない)

サットン母斑

【原因】

悪性黒色腫や色素性母斑に随伴して生じる色素性母斑に対する免疫反応

【治療】

外科手術により色素性母斑部分を削除(尋常性白斑の治療に準じる)

感染症による白斑

【原因】

細菌・ウイルス・真菌感染による色素産生能の低下(梅毒、HIV感染、癜風菌など)

【治療】

内服(ダプソン内服)や外用薬(抗真菌薬)による治療(感染症の種類により異なる)

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