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自家培養軟骨移植術について

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自家培養軟骨移植術 開発者について

広島大学学長 越智 光夫 先生一度損傷を受けると自然には治らない軟骨欠損を治療することは、整形外科学の長年の目標でした。1994年、スウェーデンのBrittberg教授たちにより開発された「自家培養軟骨細胞移植術」の欠点を補い、独自のアイディアと知見でさらなる研究を進めたのが広島大学の越智光夫先生(開発時:島根医科大学)です。

越智先生は、軟骨に損傷を受けた患者さんから軟骨を少量採取して研究室で培養軟骨をつくり、再び手術で欠損部へ戻す治療法(自家培養軟骨移植術)を確立しました。その研究の優れていたところは、患者さんから採取した軟骨細胞をアテロコラーゲンに包埋して3次元(立体的)の培養軟骨を作製し移植するという方法です。これにより、損傷し欠損した部分の形に合わせて立体的に培養軟骨を補填することができ、液状のように傷口から細胞が流れ出る心配がなくなりました。またアテロコラーゲンはかねてから美容分野や形成外科領域で利用されていて、安全性が明らかになっていたことも秀でていた点です。

培養軟骨

しかしこの方法もまだ完全ではないと越智先生は考えています。細胞を採取して、培養して、手術で戻す。この手順をもっと簡略化して、手術を簡単に済ませる「磁場を利用した細胞デリバリー」を新たな研究テーマとして掲げています。
これは、鉄分を含んだ細胞を注射し、それを磁力によって損傷部に集めて治療する方法です。世界中から注目されている画期的な治療であり、すでに臨床研究が実施されています。
他にも変形性関節症の治療方法などにも意欲的に取り組んでおり、再生医療を用いた治療法の可能性を大きく広げておられます。越智先生は「いつも愉しんで研究を行うこと」を持論としていらっしゃいます。こうした方が再生医療分野を切り開いてくださっていることは心強い限りです。

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