再生医療とは?

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自家培養軟骨移植術の
「費用は高い⁉︎」について

自家培養軟骨移植術は「健康保険」と「高額療養費制度」を使うことで治療費用を抑えることができます。 それでも、年収450万円の人で約25万円の費用が必要です。私たちが以前行った一般者向けのアンケートでは、 実に多くの方に「治療費が高い」という声をいただきました。このご意見を真摯に受け止め、ご期待に添えるよう今後も努力を続けてまいります。
こちらでは「費用面からの自家培養軟骨移植術」をご説明させていただきます。

「費用は高い!?」について

「費用は高い!?」について

ひざの軟骨の大きな欠損は、完全に治すことが不可能であり、一度損傷してしまうとずっとそのケガとつきあって生活をしていくことが、最近まで当たり前のことでした。

それを、不便のない日常生活を取り戻し、スポーツ復帰も可能にしたのが、再生医療「自家培養軟骨移植術」です。ひざ軟骨治療ではまさに画期的な進歩だったのです。

現在ひざの再生医療では軟骨を修復する「自家培養軟骨移植術」の他に、関節の痛みや炎症を改善させる「ご自身の血液を用いたAPS療法」、「脂肪幹細胞治療」などがあります。

「費用は高い!?」について

「費用は高い!?」について

それぞれメリットデメリットがあります。「自家培養軟骨移植術」は保険がききますが、その他の治療は自費診療になります。「APS療法」の場合は30万円(1回)ほど、「脂肪幹細胞治療」では片ひざ100万円以上の費用が必要です。

また、ひざに関わらず費用がかかる治療に「先進医療」があります。 みなさんも最近よく聞かれる言葉だと思いますが、厚生労働省が認めるもので84種類の先進医療があります(2021年5月1日現在)。 その中の一例で、がんの治療で年間1200件以上行われる「陽子線治療」は、先進医療技術料が260万円程度必要です。 先進医療技術料には保険がききませんので実費になります。診察・検査・入院他の費用は別で保険がききます。 仮にその費用が100万円とすると3割負担で30万円、全部で290万円ほど必要です。

「費用は高い!?」について

「自家培養軟骨移植術」は2012年に承認された比較的新しい治療法です。 材料費は216.5万円です(2021年5月1日現在)。 この材料費には、「1ヶ月間、専門の工場で軟骨細胞培養の作成(ひとつひとつオーダーメイドで24時間監視)」 「特別に開発した温度管理できる専用容器を用い、専門輸送業者が全国の指定された病院に直接引き取りと配送を行う」 「培養に問題がないかの検査」などが含まれます。また、この治療を実現するまでには開発費用、設備投資、その人件費などが先行投資されています。

「自家培養軟骨移植の手術」では、そのほかに入院費用、手術費用、検査費用などの諸費用がかかります。 すべて合計で440万円ほどです。 それが、健康保険3割負担+高額療養費制度の利用により25万円くらい(年収450万円の人)の治療費になります。 このように保険等が適用されることで患者さんのご負担はずいぶん変わってきます。

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