Q13:ひざの役目って何ですか?
A13 はい、それはね
人はひざのおかげで、立つ、座る、歩くなど、さまざまな姿勢や動作をすることができます。また、ひざは体重を支え、日常の動作において地面から足への衝撃を吸収しています。
Q14:階段を上るときだけ少しひざが痛いのですが、
何かの予兆でしょうか?
A14 はい、それはね
ひざ関節部にストレスがかかっていると思われます。痛みの原因は筋肉部、関節軟骨、半月板、靱帯部などがあります。休息しても痛みが引かず腫れが出ている場合は、早めに病院で診察を受けることをお薦めします。
Q15:階段は上りより下りの方がひざに悪いのですか?
A15 はい、それはね
階段の下りや坂道の下りは、上りより負荷がかかると言われています。
Q16:正座やあぐらはひざに悪いのですか?
A16 はい、それはね
長時間の正座などで、ひざへの負担がかかる生活を続けた人は、軟骨や半月板の弾力性が損なわれ、軟骨同士がこすれてすり減り、変形性膝関節症になりやすいという説があります。また、あぐらは上半身が前のめりになると腰に負担をかけるともいわれます。
しかし、60歳ぐらいになると、ひざが完全には伸びきらず、曲がりきらない症状「拘縮(こうしゅく)」になりやすく、正座はそれに対してストレッチングになり、柔軟性を保つというメリットもあります。ひざが悪く、可動域がせまく正座ができない人もお風呂の中で少しでも曲げるストレッチングをすると効果的です。あぐらも股関節が大きく開くので股関節を柔らかくする利点もあります。
Q17:足を組んで座るのはひざに悪いのですか?
A17 はい、それはね
足を組むと、骨盤や身体が歪んでしまう可能性が高くなります。いつも同じ足を組む人は、骨盤の位置がずれたまま固定され、歪みとなってしまいます。その骨盤のズレを調整しようとひざ、腰、背骨まで無理がかかり、歪んでしまうこともあります。
Q18:からだが硬いとひざに影響がありますか?
A18 はい、それはね
体が硬いと、関節などの可動部がスムーズに動かないので、運動をしたときにバランスが崩れたり、各部にストレスがかかります。それが痛みなどの原因にもなります。
Q19:軽いひざの痛みの場合、どんな治療方法がありますか?
A19 はい、それはね
ひざが腫れている場合は、湿布などで炎症をおさめます。それで治るようでしたら、ひざ周りの筋肉を強化することでひざへの負担を減らします。病院でしっかりと検診しましょう。
Q20:ダンスや重労働などでひざが酷使されると故障しやすくなりますか?
A20 はい、それはね
ひざを酷使するとひざ周りの筋肉が疲れて硬くなります。そして、本来の動きができなくなり、体の一部に負担がかかり、関節や骨格が変わり、痛みが出ます。ダンサーは特に激しく足の筋肉を使うので、お尻や大腿、ふくらはぎが硬くなりやすく、ひざや腰が痛くなります。始める前にしっかりストレッチし、終わった後もストレッチやクールダウンなどのケアをすることをお薦めします。
Q21:変形性膝関節症は徐々に悪くなるというが、どれくらいの期間でなるのですか?
A21 はい、それはね
個人差が大きくありますが、日常的な生活をしている方は60歳を過ぎてから症状があらわれることが多いと言われます。筋肉の衰えが主な原因とされます。
Q22:変形性膝関節症を進行させない方法はありますか?
A22 はい、それはね
減量とひざ周りを重点にした筋肉強化がお薦めです。また日頃から姿勢に気をつけ、体幹を気にすることも大切です。
Q23:O脚はひざ痛に関係はありますか?
A23 はい、それはね
O脚が長く続くと、立ったり歩いたりする際にひざの内側に負担が多くかかってしまいます。すると、関節軟骨が部分的にすり減り、骨同士がこすれ合う状態になって痛みが現れる症状がでてきて「変形性膝関節症」になりやすくなります。
Q24:どうしてO脚になるのですか?
A24 はい、それはね
O脚は、先天性のもの、病的なもの、ケガによるものなどがありますが、ほとんどの人は「生活習慣」によってO脚になっています。日常生活の中で、関節の動く範囲は少しずつ変化していきます。癖による姿勢や仕事などで無理な姿勢を長時間とることで、O脚になりやすくなります。また、女性の場合、男性よりも骨格や筋肉が弱いのでより関節が変化しやすくO脚になりやすいといえます。