角膜製品について
黒目の一部または全体が白目に覆われている(黒目が白く濁っている、黒目が充血している)場合、黒目(角膜)の表面の細胞が失われている可能性があります。
角膜の表面の細胞が失われると、視力の低下、目の痛みや渇き(ドライアイ)、眩しさなどを感じます。
目の見えない方・見えにくい方にも、このような状態や症状の方がいらっしゃるかもしれません。
このような状態や症状のうち、「角膜上皮幹細胞疲弊症」と呼ばれるものに対しては、ご自身の細胞を使って角膜の表面を治療する方法が、保険で受けられます。
いわゆる「再生医療」と呼ばれるものです。
具体的には、ご自身の細胞から、角膜の表面を覆うことのできるサイズの「細胞シート」を作って、角膜の表面の細胞が失われた部分に移植します。
以下のとおり、さまざまな病気・けがが原因となって、角膜の表面の細胞が失われることがあります。片目だけの場合も、両目の場合もあります。
●外からの刺激や事故によるもの(外傷性)
例えば、やけど、薬品や洗剤などの混入、菌やウイルスによる感染症、コンタクトレンズの長期間の使用などが該当します。
●体の免疫が自分の目を攻撃してしまうもの(自己免疫性疾患)
例えば、スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)、粘膜類天疱瘡などが該当します。
●生まれつきのもの(先天性)
例えば、無虹彩症などが該当します。
これらの病気やけがで角膜の表面の細胞が失われた患者さんが、この治療法の対象です。
片目だけに症状がある場合は、もう片方の目に残っている角膜の細胞を使います。
両目に症状がある場合は、口の中の細胞を使います。口の中の細胞は、角膜の表面の細胞と似ているので使うことができます。
3つのポイント
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Point 01
自分の細胞で治療できる
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Point 02
透明な角膜の表面を
再生することが期待できる -
Point 03
保険適用の治療です
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Point 01 自分の細胞で治療できる
・医療機関での局部麻酔下での手術により、ご自身の角膜または口の中からほんの少し細胞をいただきます。
・その細胞を専用の施設に送って、約4週間かけて、細胞シートを作ります。
・完成した細胞シートの製品を医療機関に送り、麻酔下での手術により、角膜の表面を覆っている結膜をはがして、細胞の失われた角膜の表面に縫合します。
・角膜移植のようにドナーを待つ必要がなく、拒絶反応の心配もありません。
※治療方法の詳細はこちら(クリックするとリンク先に飛びます) -
Point 02 透明な角膜の表面を再生することが期待できます
・医療機関での局部麻酔下での手術により、ご自身の角膜または口の中からほんの少し細胞をいただきます。
・その細胞を専用の施設に送って、約4週間かけて、細胞シートを作ります。
・完成した細胞シートの製品を医療機関に送り、麻酔下での手術により、角膜の表面を覆っている結膜をはがして、細胞の失われた角膜の表面に縫合します。
・角膜移植のようにドナーを待つ必要がなく、拒絶反応の心配もありません。
※治療方法の詳細はこちら(クリックするとリンク先に飛びます) -
Point 03 保険適用の治療です
・国から承認された製品を使う治療です。
・高額療養費制度の対象となります。
・指定難病の医療費助成制度の対象となる場合もあります。
【参考情報(リンク集)】
■この治療を受けることのできる医療機関リスト
■治療方法の詳細はこちら
・自家培養角膜上皮について
・自家培養口腔粘膜上皮について
■実際に治療を受けた患者さんの声
■この治療に使う製品(細胞シート)や病気の詳細
■高額療養費制度の詳細
■指定難病の医療費助成制度について