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勇気信念を持って治療にチャレンジ!自家培養軟骨移植術スペシャル対談

ひざ
勇気信念を持って治療にチャレンジ!自家培養軟骨移植術スペシャル対談 椎名 雄大選手×森本 祐介先生

今回はプロバスケットボールチーム、東京エクセレンスのスモールフォワード椎名雄大選手と、担当医である日本大学医学部附属板橋病院の森本祐介先生にお越しいただき、膝軟骨のトラブルから復帰までのお話を伺いました。椎名選手は、本年(2019年4月)に試合復帰されました。

東京エクセレンス

椎名 雄大選手

Shiina Yoshitomo

1984年2月6日生まれ/ポジション:スモールフォワード
【来歴】
2007年:中央大学を経て栃木ブレックス入団
2008年:埼玉ブロンコスで練習生を経て選手登録される
2009年:リンク栃木ブレックスのD-TEAM ブレックス・バスケットボールクラブに移籍
2010年:ブレックス・バスケットボールクラブを退団し埼玉ブロンコスに復帰
2011年:浜松・東三河フェニックス入団
2014年:信州ブレイブウォリアーズに移籍
2016年:東京エクセレンスに移籍
2017年:3X3.EXE PREMIER(3人制バスケットボールリーグ) TACHIKAWA DICE.EXEにも所属
東京エクセレンス公式サイト : https://tokyo-excellence.jp/

【自家培養軟骨移植術】
軟骨組織採取 2017年11月初め
培養軟骨移植 2017年11月末

勇気信念を持って治療にチャレンジ!自家培養軟骨移植術スペシャル対談 椎名 雄大選手のモノクロ画像

日本大学医学部整形外科学/日本大学医学部附属板橋病院

森本 祐介先生

Morimoto Yuusuke

【役職】/医長
【専門分野】/スポーツ整形外科
【専門医・資格など】/日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会スポーツ認定医、日本体育協会公認スポーツドクター
【所属学会、学会活動】/日本整形外科学会 会員、日本整形外科スポーツ医学会 評議員、日本臨床スポーツ医学会 会員、JOSKAS 会員、日本足の外科学会 会員、日本肩関節学会 会員、関東整形災害外科学会 会員、東日本整形災害外科学会 評議員、日本レーザー治療学会 理事、日本レーザー・スポーツ医学会 理事、横浜スポーツ整形外科フォーラム世話人、埼玉膝スポーツ研究会 世話人

勇気信念を持って治療にチャレンジ!自家培養軟骨移植術スペシャル対談 森本 祐介先生のモノクロ画像
  • 椎名選手、森本先生、本日はよろしくお願いいたします。椎名選手、4/13 鹿児島レブナイズ戦、4/19 埼玉ブロンコス戦と試合出場されたようで、復帰おめでとうございます。久しぶりの試合はいかがでしたか?

    椎名:埼玉ブロンコス戦では2分くらい、鹿児島レブナイズ戦では6分くらい出場しました。約2年という長いブランク時間がありましたが、懐かしいという感覚よりも、すごく新鮮な感じがしました。

  • 試合では、膝のコンディションはいかがでしたか。

    椎名: まだまだ本来のコンディションにはなっていませんが、問題なくプレーできました。実は鹿児島レブナイズ戦前の練習時に少し腫れが出たので、飛行機に乗る当日に先生に診ていただきました。問題はなく、腫れもすぐひきましたので試合に出ることができました。

  • 膝のトラブルについてお聞きします。どんな様子だったのでしょう。

    椎名: 最初に違和感を覚えたのが3年前。2016年8月の半ばくらいです。床に膝をついた時や、膝周りを押すと痛みがあるという状態でした。ちょうどチームの追い込み練習の時期で、その疲れが溜まったのかなと思っていました。でも1週間経っても痛みが消えなくて。
    その時は、プレーをしていてもそれほど気にはならなかったのですが、1~2週間経ったころ、膝に腫れが出てきました。少し動いても痛みを感じるようになってきました。
    中学からバスケを始めて、今まで大きなケガなどはしたことがなく、膝にトラブルが出たこともなかったので少し焦りました。

     

    椎名 雄大 選手

  • 森本先生、バスケ選手は膝を悪くする方が多いのでしょうか。

    森本: そうですね、一般的に膝や足首のトラブルは多いです。靱帯を切ってしまったり捻挫をしたり。軽い捻挫など2〜3週間で復帰できればいいのですが、靱帯断裂などの大きなトラブルでは8ヵ月以上かかる人もいました。プロの世界では、そうなるとなかなか厳しい状況になりますね。椎名選手のチーム(東京エクセレンス)は選手の健康状態をしっかり管理して比較的トラブルは少ないようですが。

  • 最初に椎名選手を診察した時はいかがでしたか。

    森本: 大きく腫れていて、コンディションは悪そうでした。その日はひとまず水を抜いて様子を見ましょうということにしました。しかし、しばらくは良いのですが2週間くらいでまた水が溜まってしまい、また抜くということを数回繰り返したと思います。
    膝をMRIで調べたところ、小さな軟骨損傷はありましたが、それほど心配する状態ではなかったので、安静にしてコンディションを整えていけば大丈夫と考えていました。しかし、なかなか腫れがひいてこなかった。

  • その時もバスケをしていたのですか。

    椎名: はい、ちょうど今のチームに移籍をしたばかりで、これからいいパフォーマンスを見せていかないといけない時期ということもあり、意欲的に練習をおこなっていました。また、やりながらでも治っていくのではないかなという期待もありました。

  • 膝はどれくらい腫れていたのですか。

    森本: 普通、関節の中には表面が濡れるくらいの水しかないのですが、椎名選手の場合は1回に30~40ccの水を抜いていました。それが月に2回程度。お年寄りなどの膝の悪い方でも、せいぜい10~20cc程度なのでずいぶん多かったですね。

     

    森本 祐介 先生

  • 椎名選手、水を抜くと調子はよくなったのですか。

    椎名: はい、水を抜いてもらうと腫れや痛みもなくなり楽に動けるようになります。でもプレーをしているとまたすぐに腫れてきてしまいます。これの繰り返しでしたから、この頃はメンタル的にもきつかったです。

     

    森本: そこで、炎症の原因である滑膜を掃除する手術をおこないました。
    通常は水を抜いて、薬を入れて安静にすると水はだんだん溜まらなくなってきます。炎症が起きるのは、膝の滑膜が炎症を起こし滑膜炎になるからで、椎名選手にはこの滑膜の炎症を起こしている部分を切除する手術をおこないました。1泊2日程度の手術です。
    関節の中は炎症を起こした組織でいっぱいでした。真っ赤になっているその組織をきれいに掃除しました。その時にようやくわかったのですが、MRIで診断していたよりも膝の外側の軟骨組織が大きく損傷していました。膝軟骨はレントゲンでは病状を判断できず、MRIであっても、どれくらい損傷しているかは詳細にはわからない場合もあります。
    ただ、椎名選手の場合、半月板はそれほど損傷していなかったので、椎名選手の年齢や今後のチーム状況を考慮し、今回は炎症がおさまり、しっかり筋力を作っていければなんとかいけるのではと考えました。

  • その手術後はいかがでしたか。

    椎名: 1ヵ月半くらいリハビリをして復帰しました。かなり調子がよく、これならいける、治ったと思っていたのですが、また水が溜まってきてしまいました。

     

    森本: 残念ながら、この治療ではやはり無理だったようです。外側の軟骨損傷が再発の原因と考えました。その後、再生医療を使った「自家培養軟骨移植術」があるとお話しさせていただきました。

     

    椎名 雄大 選手

  • 椎名選手、「自家培養軟骨移植術」の話を聞いた時、いかがでしたか。

    椎名: 滑膜の手術をした後、すごく調子が良くてもう治った感があったので、また調子が悪くなった時は、本当にどうしようかという気分になりました。再生医療の話を聞いた時は、もう藁にもすがる気持ち、とにかく今の状況を抜け出したくて。
    その頃は前よりも膝の状態が悪くなっていて、プレーどころか日常生活でも苦労するようになっていました。階段の上り下りもきつく、膝はいつも腫れてまっすぐ伸びていない状態。夜寝ている時も膝の痛みで目が覚めてしまったり、寝られないこともありました。
    ここまでひどくなったら、もうバスケはできなくなる。この状態をどうにかしたい、選手としてもこのまま終わりたくない。何か手があるなら全てをかけてチャレンジしたいと考え、先生にお願いしました。
    新しい治療法であることには特に不安はありませんでしたが、今まで内視鏡手術しかしたことがなかったので、体にメスを入れるということにはやや不安がありました。

  • 再生医療という新しい手術だと、費用面でも心配される方も多いのですがいかがでしたか。

    椎名: それは、当然私もはじめにお聞きしました。パンフレットなどもいただき、保険適用の治療ということでしたが正直いくらかかるかなと少し心配でした。結局、入院費を入れて総額460万円位でしたが、保険適用と高額療養費制度で、最終的な支払いは約20万円でした。 ※個人の自己負担額は、所得にもより変動します。高額療養費制度については厚生労働省HPへ

  • 手術は、プロアスリートとして大きな決断でしたね。

    椎名: はい。治療に1年間かかると聞いた時は、無理かもしれないという気持ちももちろんありました。プロ選手としての契約が解除されては、仕事もなくなりバスケもできなくなるわけですから。でも、やはり1年かかってもなんとか治して、もういちど選手として最高のプレーをしたいという気持ちの方がはるかに大きかったです。
    もちろん、チームにもこのことをお話しさせてもらいました。理解のあるチームで、了承していただいたことは本当に感謝しています。

     

    森本: 椎名選手へのこの手術は、私も迷いました。現役でやっているプロアスリートに、1年間リハビリをしてくださいと、私たちの立場からはなかなか言えません。30歳を越えた選手なら、このままだましだましやっていくという例も多いのです。また、軟骨のトラブルが出たプロアスリートの多くはやめていきます。こうした例も多く見てきて、軟骨治療の難しさを重々感じていましたから気軽にお薦めはできませんでした。また、アスリートが元どおりに復帰できるという実績も当時はありませんでしたからね。椎名選手の場合はチームの理解がすごくあり、待ってくれたというのがとてもよかったですね。

  • この治療は2回手術ということですが、1回目の手術、2回目の手術それぞれいかがでしたか。

    椎名: 1回目は軟骨細胞を採る手術で、内視鏡でおこないましたが特に大変という感じではありませんでした。1泊の入院でした。2回目の手術は、麻酔が効いていたのでよくわかりません(笑)

     

    森本: 自家培養軟骨移植術は、非常に作業が細かいので気を使います。まず、培養軟骨を植える土台を作り、そこに植えた培養軟骨を外れないようにする骨膜の蓋を半分縫い付け、培養軟骨を土台と蓋の間に滑り込ませて縫い合わせます。骨膜はスネから採取する薄い膜で、採取後に丸まってしまったりするので扱いがとても難しいのです。最近は扱いやすい人工膜を使って手術ができるようになりかなり楽になりましたね。手術は2時間半から3時間程度で、特に問題なく進みました。ただ、毎日やるような手術ではないのですごく疲れました(笑)

     

    椎名: 麻酔が覚めて病室のベッドで朦朧としている時に、先生が机に何か置いていきました。朝起きて、「あ、そうだ」と思い出して机の上を見ると、膝を開いた手術写真があって、「うぁ〜」となりました(笑)

     

    森本: 手術の内容がわかるように、写真を撮って本人に渡すようにしているのです(笑)

     

    椎名 雄大 選手と森本 祐介 先生

  • 回復具合はいかがでしたか。

    椎名: リハビリも含めて順調だったと思います。入院は1ヵ月間ほどで、1/3荷重がかけられる状態で退院しました。手術した次の日からリハビリが始まったのは少しびっくりしました。事前に聞いてはいたのですが「もう動かしていいの?」と言った記憶があります(笑)

     

    森本: 次の日から車椅子や松葉杖で動いていただきます。無理のない範囲で、どんどん動かしてくださいと言います。とにかく機能を落とさないことが重要です。休んでいると筋肉はどんどん落ちてしまうので、それをなるべく防ぐために、早めに曲げ伸ばしの運動をしてもらいます。膝関節の中の循環を良くすることが軟骨にも重要です。手術後4週目で1/3荷重、6週目で全荷重というのがリハビリの基本メニューで、椎名選手にもそれに従っていただきました。

  • 手術後の気持ちはいかがでしたか。

    椎名: 不安は少しありましたが、また動けるチャンスをもらったという気持ちが強く、前向きでした。これから頑張ればまたバスケができると思うと、リハビリもそれほど苦ではありませんでした。

  • リハビリでは膝の曲げ伸ばしの次にはどのようなことをされたのですか。

    椎名: 筋力トレーニングや体幹系のリハビリです。また、入院をしていると、膝以外の筋肉もどうしても落ちてきてしまいますから、それを防ぐために、病院にお願いしてほぼ1日中リハビリとトレーニングをおこなっていました。上半身の筋トレをしたり、屋上に出て椅子に座ってずっとドリブルをしたり。まるで合宿ですね(笑)
    できるだけいい状態で戻れるようにしたかったので、病院にはいろいろわがままを聞いていただきました。

     

    森本: そうでしたね。プロアスリートは一刻も早く復帰するために、リハビリに対して注文がいろいろ細かくなることが結構あるのです。でも彼らは体が資本ですから、それが当たり前と私は思っています。そして彼らは真剣に体を治そうと努力するので、私たちが要求するさまざまなメニューを真面目に一生懸命にやってくれます。こうした人々を治療することで私自身の知識や技術も高まります。やる気がある患者様にはどんどん協力したいと思っています。

     

    森本 祐介 先生

  • 退院後の膝の調子はいかがでしたか。

    椎名: 退院後は特に問題はなく、6週目には全荷重をかけてリハビリメニューをこなしていきました。2018年12月からランニングができるようになり、新年よりチームに復帰しました。

     

    森本: 丸1年経つまでは走ってはいけないことになっていますからね。椎名選手は2018年11月で丸1年、12月に診察をして問題がなかったので走ることを許可しました。実は術後1年未満がいちばん注意しないといけない時期。調子が悪くないので今まで通りできる気がしてくる。よくある話なのですが。
    早く走りたい気持ちはよくわかるのですが、そのような時は患者様に「それでだめになったら悲しいでしょ」と説得しています。

     

    椎名: そうですね。先生に「焦らないでね」とよく言われました。動きたくなって気持ちが先にいっちゃうけど、そこで無理して台無しにしないように心がけていました。

     

    森本: それと、同じ手術をした方のブログなどを見て、あの人はもうこれができているのに自分はできてないと悲観する患者様がいらっしゃいますが、それも感心しません。やはり各々コンディションが違いますし、その内容がどこまで本当のことかもわからない。とにかく医師の診断に従ってほしいです。

     

    椎名 雄大 選手

  • 最後に「自家培養軟骨移植術」についての感想を。

    椎名: やってよかった。膝がとても悪くなった時、もうバスケットボールができること自体が夢のように感じていました。手術によってその夢がかない、今は新しい目標に向けてバスケができている。こんなにうれしいことはありません。2年近いブランクは確かにすごく大変で、不安がなかったわけではありませんが、またコートに戻ってこれたことが何よりの喜びです。膝のトラブルで思うようにプレーできないことは選手としてはとても辛いこと。さまざまな葛藤があるとは思いますが、勇気信念を持ってこうした治療にチャレンジすれば、また可能性が開けてくると思います。ぼく自身、まだまだ完全復帰とはいえない状態ですが、今は前向きでモチベーションも高い状態です。森本先生とこの治療法に心から感謝しています。

     

    森本: 自家培養軟骨移植術のメリットは、自分の硝子軟骨で修復できること、これが最大のメリットです。デメリットは、治療に時間がかかること。1年かかると聞くとやはり尻込みしてしまう人が多いです。半年くらいで治れば治療する方も増えるのではないかと思います。
    椎名選手は、本人が頑張ってくれたこともあって今のところ経過は良好で、正直、ほっとしています。ここからどれだけ元に戻れるかが重要なので、私も陰ながら一緒に頑張っていきたいと思っています。

     

    椎名 雄大 選手と森本 祐介 先生

椎名選手の症例と治療

森本先生に椎名選手の症例と治療、膝軟骨のトラブルについてお聞きしました。

  • 椎名選手の軟骨の状態は具体的にどうだったのですか

    大腿骨と脛骨があたる部分(外側)と膝蓋骨と大腿骨があたる部分の合計4カ所に軟骨欠損がありました。

     

    術前のMRI画像

     

    自家培養軟骨移植術は、A、C、Dの場所におこないました。Bも治療したかったのですが、手術時にアプローチがしづらく、これ以上、傷口を広げて無理に処置することは、後に椎名選手の膝の機能に悪影響を与えると判断しました。
    1年2ヵ月後のMRI画像を術前画像と比較すると、培養軟骨を移植した後、不整な白い部分がなくなり、周りの健常な軟骨と馴染んできているのがわかります。

     

    1年2ヵ月後のMRI画像

  • 膝軟骨を損傷するとどうなるのですか。

    膝軟骨はいろいろな役割をしているのですが、ここが悪くなると、まず関節の適合性が悪くなります。荷重の分散がうまくいかなくなり、それにより二次的な損傷が起こってきます。関節のバランスが崩れることにより炎症が起き、次に、骨が変形していくという悪循環が起こります。そうして、徐々に変形性膝関節症に進んでいきます。
    椎名選手は、長年バスケを続けていて、毎日のようにジャンプ、ターン、ダッシュ、ストップを繰り返してきたことによる損傷だと思いますが、中には1度の負荷で損傷してしまう場合もあります。

  • 膝軟骨の診察について教えてください。

    膝軟骨自体は痛みを感じない組織ですので炎症が出て初めて痛みが出るということになります。椎名選手の場合も腫れが出て、水が溜まり、痛みが出たというもので膝軟骨が直接痛みだしたわけではありません。膝軟骨の診察は、レントゲンを診て、骨が大丈夫ですから平気ですよという単純な話ではなく、軟骨部分をしっかり診ていく必要があります。診断時にMRIを使っても、完全にはわからないこともあり、診断が大変難しい組織なのです。確実に損傷の場所、大きさ、程度が事前にわかれば、変形性膝関節症になっていく人たちもずいぶん救われるのですが。

  • 膝軟骨を守るためにはどうしたら良いですか。

    膝周りの筋肉をつけることが大切とよく言われますね。もちろんすごく大事なことですが、今回はそれ以外のことをお話しします。スポーツをおこなっている人や一般の方もそうですが、自分の体のことがわかっているようでわかっていないと思います。筋肉や機能が落ちてきていても自分ではわからずに、気づかないでいつものように激しく動いてしまい損傷してしまうことが多くあります。それを防ぐために、調子がおかしいと思った時は相談できるトレーナーなどにみてもらうことがよいと思います。自分のコンディションを外から客観的に見てもらい、教えてもらうと運動能力を上げるとともに損傷のリスクが減っていきます。自分で考えてトレーニングする人が多いと思いますが、トレーナーにダメなところ、弱いところを教えてもらってトレーニングすることのほうが非常に効率的で安全です。
    椎名選手も、自分では気づけない体のブレや癖などをトレーナーに細かく指摘してもらい、修正プログラムを作ってもらっているようです。

  • 治療を検討されている方にアドバイスを。

    膝軟骨の治療はその時期を逃さないでほしいです。適切な時期をきちんと捉えて治療をおこなうことがとても大事です。時期を逃し、症状が進行し、治療できなくなることが一番残念なことです。
    手術は誰でも嫌なものです。でも、膝軟骨のトラブルは放っておくとどんどん進行しますので、主治医の先生としっかり相談して治療方法を決めることをお薦めします。

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