自家培養表皮についての疑問にお答えします。
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Q 自家培養表皮とは何ですか?A に戻す方法が「自家培養表皮」移植です。
表皮細胞を培養するためには、グリーン教授ら(※参照リンク) が開発した特殊な細胞「3T3細胞」を下敷きとして、抗生物質や動物由来の原料が用いられます。
この方法により表皮細胞だけを安定的かつ計画的に増やすことができます。
2週間程度で体表の約10%、3~4週間程度の培養で体表全面を覆う自家培養表皮の細胞シートが作成できます。
日本で使用される細胞シートは、1枚の大きさが「8㎝×10㎝=80㎠」で、およそ20枚で大人の体表面積の約10%を覆うことができる大きさになります。 -
Q どのような疾患に使えるのですか?A 重症熱傷(体表面積30%以上の深いやけど)、 先天性巨大色素性母斑(大きなあざ)、 表皮水疱症(接合部型と栄養障害型)、 傷あとなどに使われています。
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Q 保険は使えるのですか?A 「重症熱傷(体表面積30%以上の深いやけど)」、「先天性巨大色素性母斑(母斑:大きなあざ)」、 「表皮水疱症(接合部型と栄養障害型)」は保険適用になります(2024年10月現在)。 その他の疾患については自由診療で、治療を実施する医療機関は限られます。 また、高額療養費制度の対象にもなりますので、患者さんの費用負担は軽減されます。 高額療養費制度については こちら をご覧ください。 患者さんがお子さまの場合には、こども医療費助成制度、表皮水疱症については「指定難病」の助成の対象となります。詳しくはお住いの地方自治体の窓口にお問い合わせください。
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Q どんな手術方法になりますか?A どの疾患でも患者さんの患部の皮膚の状態を整えた後に、自家培養表皮を移植する手術になります。疾患によって手術方法は異なりますので詳しくは各疾患ページをご確認ください。
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Q 手術後の回復や生活はどうなりますか?A 自家培養表皮は大変薄く脆いので、患部はガーゼなどでしっかり保護され、最低5日から7日程度は触ることはできません。 上層のガーゼは常に清潔にします。術後約1カ月は患部に刺激を与えないように特に注意します。 疾患によって処置方法が異なりますので詳しくは各疾患ページをご確認ください。 その後は清潔と保湿を心がけます。傷が治る過程でかゆみが強い場合にはかゆみ止めのお薬や軟膏が処方されます。
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Q 今までの術後成績は良いのですか?A
「重症熱傷」では、販売後の使用成績調査が全例で7年間実施され、厚生労働省がその結果を審査して製造販売の継続が認められました。 「母斑」と「表皮水疱症」についても同様で、使用成績調査が全例で実施されています(2024年10月現在)。 治験(販売前臨床試験)結果については添付文書で公開されているとおりで、厚生労働省により有効であったと判断され、製造販売が承認されています。 (※参照リンク)
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Q どこの病院で治療を受けられますか?A 「重症熱傷」については、広範囲のやけどを治療できる体制が整った病院に限られます。 「母斑」と「表皮水疱症」は、全国の医療機関で受けられます。 ただし、表皮細胞シートによる治療を行うかどうかは 医師・医療機関の判断となりますので、お近くの専門医(形成外科医あるいは皮膚科医)にまずはご相談ください。
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